どうも!
最近さらに盛り上がって参りました推しの子。前号から新章に突入しましたね。新事実の発覚に次ぐ発覚でかなり驚かされましたが、今回のお話を見ていておや?と思ったことがあったので考察したいと思います。
ネタバレが含まれるので、未読の方はヤンジャンアプリ最新話を見てから以下ご覧ください。
以下ネタバレ
1.あらすじ
東京ブレイドの舞台に出演する星野アクアは、共演者・スタッフなどの毛髪等を集めて遺伝子検査を行っていた。その中で、主演の姫川とまさかの異母兄弟であることが判明。母親を殺した自身の父親を探すため、演出の金田一に星野アイの過去について聞き出そうとするも酔いつぶれてしまったが、同席していた姫川に遺伝子結果を突き付けて共通する父親について尋ねる。
姫川は本名上原大輝といい、俳優と女優夫婦の子供であったことが明かされる。しかし、姫川が子供の時に夫婦は心中しており、また父親は才能あるタレント・女優に手を出しまくる女好きであったため、アクアの母親もその中の一人であったのではないかと言われる。
復習しようと追いかけていた父親が既に亡くなっていたことを知ったアクアは、もう普通に幸せを追い求めても良いのかと自問し、その目からは復讐の色を宿した星が消えていた。
2.不審な点
アクアの追っていた父親が既に死んでいた。これは物語としてありといえばありなのですが、じゃあこれで復讐をやめて普通に幸せを求めて歩き出す!という打ち切りみたいな落ちをつけない限りは、すんなり終わらないだろうなあという直観を皆さんも思いますよね。本作は「2022年このマンガがすごい!」を始めとした複数の賞を受賞していて人気も高いので、こんなところで打ち切りにはならないでしょう。
私が不審に思ったのは時系列です。
第六十八話の時点で、姫川が20歳になったばかり、アクアは16歳(学年上がった描写も無いので高校1年生)と4歳差です。そして、姫川の両親が心中して亡くなったのが姫川が5歳のときと言っているので、このときアクアは1歳くらい。アイが殺されたのが20歳の直前で、16歳で出産していることから逆算すると満3歳~4歳になる年で幼稚園に入学しているのでまずこのあたりの年齢です。
とすると、アイが殺される前に父親が亡くなっていることになりそうですね。もしそうであれば、アクアにとっての真の復讐対象は姫川の父親では無さそうです。
3.考察
もし、この時系列の矛盾が発生しているとすると、次のことが考えられそうです。
(1)姫川の血縁上の父親は、過去に心中した父親ではない
これは、アクアと姫川の父親が同一であることは確定事実として、アイの殺人を教唆した黒幕が父親であった場合に考えらえるケースです。
父親が女好きであるという描写はされてましたが、実は母親も不倫をしていた、そもそも養子だった等の血縁が実はなかったということはありえそうですね。そうなると、父親捜しの味方は得られたものの、父親捜しは振り出しに戻っちゃいますね。
(2)アイを殺した犯人がアクアの父親ではなかった
本当にアクアと姫川の血縁上の父親が上原氏であり、かつ既に死んでいる場合には殺人を行った元ファンを送り込んだ黒幕は別にいるというケースです。
ただ、これを成り立たせるためには、死の直前に子供に会いに来ないかと電話している相手が誰かを解決する必要があり、別れた男という描写もあるのでちょっと説としては弱そうです。強いて言えばアイの親かなーというくらいですが、ちょっと無理筋ですね。伏線もないし。
(3)姫川が嘘をついている
これは最初のケースと事実関係としては同じですが、姫川が父親に関する情報を偽っていることも考えらえるのかなと。元々芸能界の上層部に父親がいるという前提で物語は進んでおり、本当の父親に今も姫川が庇護を受けて芸能界で生きているのであれば考えらえるケースかなと思います。
その場合は、姫川の嘘を暴けば父親を突き止められることになりますが、何かこの展開だと口封じで姫川死にそうだな・・・
そもそも回収していない伏線として、
・劇団ララライのワークショップの話
・第九話冒頭の未来のインタビュー「演じる事はぼくにとっての復讐だから」
・アイの死の直前の父親らしき人物への電話で言っている「私達の事情」(不倫といえばそれまでだけど、単純じゃない理由がありそう)
このあたりが回収されないといまいち特定された感じがしないので、このあたりを引き続き注視して拾っていきたいですね。
如何だったでしょうか。
ぜひコメントで皆さんの本話、本作品の感想を聞かせてください。
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ではまた!